マッサージや整体に行った直後は軽くなるのに、二、三日たつとまた同じところが張ってくる。デスクワークをしている方から、こうした声をよく聞きます。楽になるのは事実なのに、そこから先に進まない感覚があるのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、肩こりの多くは「もみ方が足りない」のではなく、「肩まわりを支える筋肉が使えていない」ことと「同じ姿勢が続いていること」が背景にあります。だからこそ、外から力を加えてほぐすだけでは戻りやすく、自分の筋肉を動かして支える力を育てるアプローチが必要になります。パーソナルジムが肩こり対策の選択肢に入るのは、この「動かす・支える」を専門のトレーナーと一緒に進められるからです。
この記事では、パーソナルジムと肩こりの関係について、次の3点を中心に解説します。
- 肩こりが起こる原因と、パーソナルジムで対処できる範囲
- パーソナルジムで実際に行う肩こり対策メニュー7選
- 筋トレで肩こりを悪化させないための注意点と、通う頻度の目安
パーソナルジムで肩こり対策を始める前に知っておくこと

パーソナルジムに通う前に、肩こりという症状の性質と、ジムができることの範囲を整理しておきましょう。ここを誤解したまま通い始めると、「思っていたのと違う」というミスマッチが起こりやすくなります。
肩こりの多くは「筋肉の血流不足」と「姿勢のくずれ」から起こる
肩こりの主な背景は、肩まわりの筋肉が緊張し続けて血流が滞ることにあります。厚生労働省の「令和4年 国民生活基礎調査」によると、女性が自覚する症状の第1位が肩こり、男性でも第2位に肩こりが入っており、日本で最も訴えの多い症状のひとつです(出典:厚生労働省「令和4年 国民生活基礎調査の概況」 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/ )。
パーソナルジムは治療の場ではなく「体づくり」の場
パーソナルジムは医療機関ではありません。肩こりという症状を診断したり、治療を行ったりする場所ではないという前提を、最初に押さえておく必要があります。
パーソナルジムが担うのは、肩甲骨まわりの動きを取り戻し、姿勢を支える筋肉を育てるという「体づくり」の部分です。整体やマッサージが「今ある張りをゆるめる」役割だとすれば、パーソナルジムは「張りにくい体をつくる」役割にあたります。どちらが優れているという話ではなく、目的が違います。
しびれ・強い痛み・安静時の痛みがあるときはまず整形外科へ
次のような症状がある場合は、トレーニングを始める前に必ず医療機関を受診してください。
- 腕や指先にしびれがある
- じっとしていても痛む、夜間に痛みで目が覚める
- 力が入りにくい、物を落としやすくなった
- 頭痛や吐き気をともなう
- ケガや事故のあとに症状が出た
これらは頸椎(首の骨)や神経に関わる問題が隠れている可能性があります。自己判断で運動を始めると悪化させることがあるため、まず整形外科で状態を確認しましょう。医師から運動の許可が出ている場合は、その内容をトレーナーに共有すると安全に進められます。
なぜ長時間のデスクワークで肩がこるのか?
デスクワークで肩がこるのは、頭の重さを首と肩の筋肉が支え続けているからです。成人の頭部はおよそ4〜6kg、体重の約8〜10%にあたる重さがあります。姿勢がまっすぐなら背骨で支えられますが、画面をのぞき込んで頭が前に出ると、この重さを首の後ろから肩にかけての筋肉が引っ張って支えることになります。
肩こりが起こる主な原因は?デスクワーク世代に多い理由5選

肩こりの背景にある要因は一つではありません。ここでは、デスクワーク中心の生活で特に多い5つの理由を整理します。自分に当てはまるものがどれかを確認しながら読んでみてください。
巻き肩・猫背など姿勢のくずれ
姿勢のくずれは、肩こりの原因として最も多いものの一つです。特に多いのが、肩が体の前方に入り込む「巻き肩」と、背中が丸まる「猫背」の組み合わせです。
この状態では、胸の前にある大胸筋や小胸筋が縮んだまま固まり、反対に背中側の菱形筋や僧帽筋の中部・下部は引き伸ばされたまま力を発揮できなくなります。縮んでいる側と伸ばされている側の両方が働きにくくなるため、肩甲骨が本来の位置から離れ、動きが制限されます。
鏡の前で自然に立ったとき、手の甲が正面を向いていれば巻き肩の傾向があります。手のひらが体側を向いているのが本来の位置です。
肩甲骨まわりの筋力不足と運動不足
肩甲骨を動かす筋肉が弱くなると、肩まわりの負担は一気に増えます。肩甲骨は背中の上を滑るように動く骨で、上げる、下げる、寄せる、開く、回すという多方向の動きを持っています。この動きを担っているのが、僧帽筋や菱形筋、前鋸筋といった筋肉です。
運動習慣がないとこれらの筋肉は使われる機会がほとんどなく、肩甲骨は動かないまま固定されていきます。すると腕を上げる動作でも肩関節だけで動かすことになり、首や肩の一部に負担が集中します。
冷えによる血行不良
体が冷えると血管が収縮し、肩まわりの血流はさらに滞ります。夏場のエアコンが効いたオフィスで肩こりが強くなるという方は、この影響を受けている可能性があります。
ストレスと呼吸の浅さ
精神的な緊張状態が続くと、無意識に肩が上がり、呼吸が浅くなります。呼吸が浅くなると、本来は横隔膜が担うべき呼吸の動きを、首まわりの補助的な筋肉が肩代わりするようになります。
首の前側にある斜角筋や胸鎖乳突筋がこれにあたります。これらの筋肉が呼吸のたびに働き続けることで、首から肩にかけての緊張が抜けにくくなります。集中しているときに息を止めがちな方、締め切り前に肩が張る方は、この影響を受けやすい傾向があります。
スマホ操作による首の前傾(ストレートネック)
スマートフォンを見る姿勢は、デスクワーク以上に頭を前に傾けます。画面を胸の高さで持つと、視線を下げるために首が大きく曲がり、首の骨が本来持つゆるやかなカーブが失われた状態、いわゆるストレートネックにつながります。
通勤電車や就寝前など、スマートフォンを見る時間は一日の中で細切れに積み重なります。一回あたりは短くても、合計すると数時間になる方も少なくありません。画面を目線の高さまで上げるだけで、首にかかる角度は大きく変わります。
パーソナルジムが肩こり対策に向いている4つの理由

肩こり対策として運動を選ぶとき、自宅でのストレッチや動画を見ながらの筋トレという方法もあります。そのなかでパーソナルジムを選ぶ意味は、どこにあるのでしょうか。4つの観点から整理します。
マンツーマンで姿勢と可動域をチェックしてもらえる
パーソナルジムの最大の価値は、自分では見えない部分を第三者が確認できることです。肩こりの背景にある姿勢のくずれは、自分では自覚しにくいという特徴があります。
たとえば「肩甲骨を寄せてください」と言われて動かしたつもりでも、実際には腰を反らせているだけというケースは珍しくありません。動画を見ながらの自主トレーニングでは、この差に気づくことができません。トレーナーが横から見て「今、腰が反っています」と伝えることで、初めて正しい動きにたどり着けます。
自己流では鍛えにくい肩甲骨まわりにアプローチできる
肩甲骨まわりの筋肉は、自己流で狙って鍛えるのが難しい部位です。背中側にあるため動いている様子が見えず、感覚としても意識しづらいためです。
特に僧帽筋の中部・下部は、意識せずに引く動作をすると腕の力だけで引いてしまい、狙った筋肉に刺激が入りません。トレーナーが背中に手を添えて「ここが動いている感覚はありますか」と確認しながら進めることで、はじめて対象の筋肉を使う感覚がつかめるようになります。
負荷とフォームをその日の体調に合わせて調整できる
肩こりの状態は日によって変わります。前日の睡眠時間、業務量、天候によっても張りの強さは違います。
パーソナルトレーニングでは、当日の体調をヒアリングしたうえでメニューを組み替えられます。張りが強い日は可動域を広げる種目を中心にし、調子がよい日は少し負荷を上げるといった調整が可能です。決められたプログラムをこなすのではなく、その日の体に合わせられる点が、症状と向き合う運動には向いています。
継続の仕組みがあるので習慣にしやすい
肩こり対策で最も難しいのは、続けることです。自宅でのストレッチが三日で止まってしまった経験がある方は多いのではないでしょうか。
パーソナルジムでは予約という形で日程が確保され、前回の内容と体の変化がトレーナー側に記録として残ります。「前回より肩甲骨が動くようになっています」といったフィードバックがあることで、変化を実感しながら続けやすくなります。実際にどのくらいの期間で変化を感じられるのかについては、パーソナルジムの効果を実感できるまでの期間|効果を高めるポイントもでも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
肩こりに関わる主な筋肉は何?

肩こり対策のトレーニングを効果的に行うには、どの筋肉に働きかけているのかを知っておくことが役立ちます。ここでは、肩こりに深く関わる代表的な3つの筋肉を紹介します。次の章で紹介するメニューは、いずれもこれらの筋肉に関係しています。
僧帽筋(そうぼうきん)
僧帽筋は、首の付け根から肩、背中の中央まで広がる大きな筋肉です。ひし形のような形をしており、働きの違いから上部・中部・下部の3つに分けて考えます。
肩こりで「ここが張る」と手が伸びる部位は、多くの場合が僧帽筋の上部です。上部は肩甲骨を引き上げる働きを持ち、頭の重さを支える場面でも常に使われています。一方で中部と下部は肩甲骨を背骨側に寄せたり、下に引き下げたりする働きを担っています。
肩こりが起きやすい方は、上部ばかりが働き、中部と下部が使えていない状態になっていることが少なくありません。トレーニングでは、この中部・下部を目覚めさせることが一つの目標になります。
肩甲挙筋(けんこうきょきん)
肩甲挙筋は、首の骨から肩甲骨の上端に向かって伸びる細長い筋肉です。名前のとおり、肩甲骨を持ち上げる働きを持っています。
首と肩の境目あたりに、押すと強く響く一点がある方は多いのではないでしょうか。その部位が肩甲挙筋であることがよくあります。デスクワークで頭が前に出た姿勢や、電話を肩で挟む動作、片側だけにバッグをかける習慣などで負担がかかりやすい筋肉です。
菱形筋(りょうけいきん)
菱形筋は、背骨と肩甲骨の内側の縁をつなぐ筋肉で、僧帽筋の下に隠れるように位置しています。大菱形筋と小菱形筋の2つがあり、いずれも肩甲骨を背骨側に引き寄せる働きを持ちます。
巻き肩や猫背の姿勢では、菱形筋は引き伸ばされたまま力を発揮できない状態が続きます。この筋肉が働くようになると肩甲骨が本来の位置に戻りやすくなり、胸を開いた姿勢を保ちやすくなります。背中を寄せる種目で狙うのは、主にこの筋肉です。
パーソナルジムで行う肩こり対策メニュー7選

ここからは、パーソナルジムで実際に取り入れることの多い種目を7つ紹介します。筋力トレーニングとストレッチを組み合わせているのは、「動きを取り戻す」ことと「支える力をつける」ことの両方が必要だからです。回数はあくまで目安であり、実際は体の状態に合わせて調整します。
①ラットプルダウン|広背筋と肩甲骨まわりを大きく動かす
ラットプルダウンは、頭上のバーを胸に向かって引き下ろすマシン種目です。背中の広い範囲を使いながら、肩甲骨を下げる動きを覚えられます。
肩こり対策として行う場合は、腕で引くのではなく、まず肩甲骨を下げてから肘を体側に引き寄せる順序を意識します。重量は軽めに設定し、10〜15回を2〜3セットが目安です。肩がすくんだ状態で引くと僧帽筋上部ばかりが働くため、トレーナーに肩の位置を見てもらいながら進めます。
②シーテッドロー|背中を寄せて巻き肩をゆるめる
シーテッドローは、座った姿勢でケーブルを手前に引く種目です。肩甲骨を背骨側に寄せる動きを直接鍛えられるため、巻き肩の傾向がある方に向いています。
引くときは胸を張り、肘を体の横を通すように後ろへ送ります。引ききった位置で1秒静止し、肩甲骨が寄っている感覚を確認してから戻すと、菱形筋に刺激が入りやすくなります。12〜15回を2〜3セットが目安です。
③フェイスプル|僧帽筋の中部・下部を鍛える
フェイスプルは、顔の高さに設定したケーブルやチューブを、顔に向かって引き寄せる種目です。肩こり対策として非常に相性がよく、僧帽筋の中部・下部と肩の後ろ側を同時に使えます。
肘を肩の高さに保ったまま、手を耳の横あたりまで引くのがポイントです。軽い負荷で15〜20回を2〜3セット行います。デスクワークで前に入り込んだ肩を、後ろに引き戻す方向の動きを補える種目です。
④シュラッグ|僧帽筋上部を「ゆるめてから」鍛える
シュラッグは、ダンベルを持って肩をすくめるように上げ下げする種目です。僧帽筋の上部を直接使います。
すでに張っている部位をさらに鍛えることに違和感を持つかもしれませんが、狙いは筋肉を「動かす」ことにあります。縮んだまま固まっている筋肉に、意図的に大きな収縮と弛緩を繰り返させることで、血流を促す効果が期待できます。重量は軽めにし、上げたあとにしっかり脱力して下ろすことを重視します。12〜15回を2セットが目安です。
⑤チェストストレッチ|縮んだ胸の筋肉を伸ばす
胸の前側が縮んでいる限り、背中をいくら鍛えても肩は前に引かれ続けます。そこで欠かせないのが、大胸筋と小胸筋を伸ばすストレッチです。
壁の角や柱に前腕を当て、肘を肩の高さに保ったまま体を反対側にひねります。胸の前が伸びる感覚があれば正しい位置です。左右それぞれ20〜30秒を2セット行います。痛みが出るところまで伸ばさず、心地よい張りを感じる範囲で止めてください。
⑥キャット&キャメル|背骨全体の動きを取り戻す
キャット&キャメルは、四つん這いの姿勢で背中を丸めたり反らせたりする種目です。肩甲骨だけでなく、背骨全体の動きを引き出します。
息を吐きながら背中を丸め、吸いながら反らせます。1回あたり5秒程度かけてゆっくり動かし、10往復を2セットが目安です。胸の背骨(胸椎)が動くようになると、肩甲骨も動きやすくなります。ウォームアップとして最初に入れることも多い種目です。
⑦肩甲骨まわりのストレッチ|可動域を広げる
仕上げとして、肩甲骨そのものの動きを広げるストレッチを行います。両手を肩に置き、肘で大きく円を描くように前後に回す動きが代表的です。
肘をできるだけ大きく動かし、後ろに回すときは肩甲骨が背骨に近づく感覚を意識します。前後それぞれ10回ずつを2セット。トレーニングの前後どちらでも取り入れられ、自宅でも続けやすい種目です。
肩こり対策で筋トレをするときの注意点

なぜ筋トレで肩こりが悪化することがあるのか?
筋トレで肩こりが強くなる主な理由は、すでに張っている僧帽筋上部にさらに負担が集中してしまうことにあります。肩こりの方は、腕を上げる動作や引く動作のときに、肩をすくめる癖がついているケースが多く見られます。
この状態で重い負荷を扱うと、本来は背中や胸で受け止めるはずの力を、首から肩にかけての筋肉が肩代わりします。トレーニング後に「肩が軽くなるどころか、余計に張った」と感じるのは、この代償動作が起きているサインです。
重量を追いすぎない
肩こり対策のトレーニングでは、扱う重量よりも「狙った筋肉が動いているか」を優先します。重量が上がることは達成感につながりますが、フォームが崩れた状態での重量アップは負担を増やすだけです。
目安として、10〜15回を余裕を持ってこなせる重量から始めます。物足りなく感じるくらいで十分です。
僧帽筋上部ばかり使わない
引く動作のときに肩が耳に近づいていたら、僧帽筋上部が優位に働いています。この状態が続く限り、こりは軽くなりにくいままです。
対策として、動作前に一度肩を下げて「肩甲骨を下に落とす」感覚をつくってから引き始めます。トレーナーに肩の高さを見てもらい、動作中に上がってこないかチェックしてもらうと確実です。
呼吸を止めない
力を入れるときに息を止めるのは、多くの方に見られる癖です。呼吸を止めると首まわりの筋肉が緊張し、血圧も上がりやすくなります。
力を入れるタイミングで息を吐き、戻すときに吸うのが基本です。声に出して数を数えながら行うと、自然に呼吸が続きます。
ジムに通いながら日常でやりたいセルフケア

週に1〜2回のトレーニングだけでは、残りの時間の姿勢や習慣の影響を上回ることはできません。ジムでの取り組みを活かすために、日常でできることを4つ紹介します。
モニターの高さと椅子の座面を見直す
デスク環境の調整は、費用対効果が最も高いセルフケアです。モニターの上端が目の高さと同じか、やや下になる位置が目安になります。ノートパソコンを直置きしている場合は画面が低くなりすぎるため、スタンドや台で高さを出し、外付けキーボードを使う方法が有効です。
椅子は、足の裏が床につき、膝が約90度になる高さに合わせます。骨盤が立った状態で座れると、背中が丸まりにくくなります。
1時間に1回は立ち上がって肩を回す
同じ姿勢を続けないことが、肩こり対策では最も重要です。目安として1時間に1回、立ち上がって肩を大きく回すだけでも、筋肉のポンプ作用が働きます。
湯船につかって血流を促す
シャワーだけで済ませている方は、湯船につかる習慣を取り入れてみてください。40度前後のお湯に10〜15分つかると体が温まり、肩まわりの血流が促されます。
枕の高さを見直す
睡眠中の姿勢は、一日の中で最も長時間続く姿勢です。枕が高すぎると首が前に曲がった状態が続き、低すぎると頭が沈み込んで首に負担がかかります。
仰向けに寝たときに、立っているときと同じ首のカーブが保たれる高さが目安です。朝起きたときに首や肩が張っているという方は、枕を見直す価値があります。
パーソナルジムと肩こりに関するよくある質問

パーソナルジムに通えば肩こりはなくなりますか?
肩こりが完全になくなることを保証するものではありません。肩こりの背景には姿勢や生活習慣、ストレスなど複数の要因があり、トレーニングだけですべてが解消するわけではないためです。ただし、肩甲骨まわりの動きが改善し、姿勢を支える筋力がつくことで、こりを感じにくくなったという声は多く聞かれます。トレーニングと並行して、デスク環境や睡眠の見直しを組み合わせることが現実的な進め方です。
週何回くらい通うのが目安ですか?
週1〜2回が一般的な目安です。筋肉は運動後の回復を経て変化するため、毎日行うより間隔を空けたほうが効率的です。週1回のペースでも、自宅でのストレッチを併用すれば変化は期待できます。まずは3か月を一つの区切りとして考えると、体の変化を判断しやすくなります。
肩こりがひどい日でもトレーニングして大丈夫ですか?
張りが強い日でも、内容を調整すれば運動は可能です。負荷をかける種目を減らし、可動域を広げるストレッチや軽い有酸素運動を中心に切り替えることで、血流を促す方向に働きかけられます。ただし、痛みが強い場合や、しびれをともなう場合は運動を中止し、医療機関に相談してください。当日の状態をトレーナーに伝えることが前提になります。
マッサージや整体とどちらがいいですか?
目的が異なるため、どちらが優れているというものではありません。マッサージや整体は「今ある張りをゆるめる」ことに強みがあり、即効性を感じやすい方法です。一方でパーソナルジムは「張りにくい体をつくる」ことを目的としており、変化には時間がかかりますが、根本にある筋力や姿勢に働きかけられます。実際には、両方を併用している方も少なくありません。
運動経験がまったくなくても大丈夫ですか?
問題ありません。パーソナルトレーニングはマンツーマンで進めるため、器具の使い方から一つずつ確認しながら始められます。むしろ運動経験がない方のほうが、自己流の癖がついていない分、正しいフォームを覚えやすい面もあります。周りの目が気になるという方にとっても、個室や少人数制の環境は取り組みやすい選択肢です。
まとめ|パーソナルジムの肩こり対策は「ほぐす」より「動かす・支える」

ここまで、パーソナルジムと肩こりの関係について解説してきました。要点を3つに整理します。
- 肩こりの背景には、肩まわりの筋肉が動いていないことと、姿勢のくずれがある。外からほぐすだけでは戻りやすい
- パーソナルジムでは、肩甲骨まわりの動きを取り戻す種目と、姿勢を支える筋力をつける種目を組み合わせて進める
- フォームを誤ると僧帽筋上部に負担が集中して逆効果になるため、第三者に見てもらう価値が大きい
肩こり対策として運動を選ぶなら、目指すのは「その場で軽くなること」ではなく、「張りにくい体をつくること」です。時間はかかりますが、自分の筋肉で支えられるようになれば、こりとの付き合い方は変わっていきます。
DEEDでは、東京を中心とした各店舗で、肩こりや姿勢のお悩みに合わせたマンツーマンのパーソナルトレーニングを行っています。30分から利用できるパーソナルストレッチもご用意しており、「まずは体の硬さから何とかしたい」という方にも取り組みやすい内容です。カウンセリングでは現在のお悩みと体の状態をうかがったうえで、無理のないプランをご提案します。肩こりでお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。
