ダイエットのためにパーソナルジムに通っている人や、ジムに通うのを検討している人のなかには辞めたあとの、リバウンドを心配している人もいるのではないでしょうか。せっかく頑張って理想の体型を手に入れても、リバウンドしてしまっては意味がありません。パーソナルジムを辞めたあと、どのように過ごしたらいいのでしょうか。またリバウンドのリスクを減らすために、トレーニング終了後もパーソナルジムを続けるべきか詳しく解説していきます。
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パーソナルジムを辞める主な理由・タイミング

そもそもパーソナルジムとは、専属のトレーナーが専門知識や技術でダイエットをサポートしてくれるジムのことを言います。パーソナルジムに数年以上継続して通う人はほとんどおらず、基本的には半年から1年など期間を決めて通います。とはいえ、中には半年未満で辞めてしまう人もいますし、1年以上の長期間続けている人もいるなどさまざまです。パーソナルジムに通っていた期間が違えば、辞める理由も人によって異なります。パーソナルジムを辞める主な理由やタイミングについて説明します。
目標を達成できたため
パーソナルジムを辞める理由として、入会前に決めていた目標を達成できたタイミングが多く見られます。例えば、週1回・週2回などのあらかじめ定めた頻度・期間で通い続けて、ある程度効果を実感でき納得して辞めるケースです。スケジュール通りに通い計画的に進めてきた人に多く、目標を達成できているからこそ満足して辞めている人も多くいます。
効果を実感できなかったため
パーソナルジムに入会し、あらかじめ定めた頻度・期間で続けたものの、思うような効果を実感できずに辞めてしまうケースも少なくありません。入会当時はモチベーションこそ高かったものの、結果が伴わないことで挫折してしまう人も少なくないのです。効果が出なかった原因によっても変わりますが、食事管理ができていなかったり、トレーニングに対してモチベーションが上がらない人もいます。
多忙で時間を取れなくなったため
パーソナルジムに通うのを楽しみにしていても、多忙で時間が取れずに諦めてしまう人も少なくありません。例えば、仕事や出産、育児などで忙しくなり時間の都合がつかなくなってしまう人もいます。パーソナルジムのトレーニング時間は、基本的に1回あたり60分前後です。まとまった時間を取るのが難しくなり辞めてしまう人は意外と少なくありません。
通うのが面倒・億劫になったため
パーソナルジムに通うのが面倒・億劫になってしまう人も多くいます。具体的な理由は人にとってさまざまですが、自宅や職場から遠く通うのが面倒になってしまう人もいれば、費用負担が重くなってしまい、通い続けるのが億劫に感じてしまうこともあります。トレーナーのトレーニングがきつすぎて続けていくのが難しくなってしまう人もいるのです。
ジムの雰囲気やトレーナーとの相性が合わなかったため
一定期間パーソナルジムに通っていたものの、ジムの雰囲気やトレーナーとの相性が合わずに辞めてしまう人も少なくありません。パーソナルジムはマンツーマン指導が基本だからこそ、合わないトレーナーから指導を受けるのが辛いと感じてしまいます。特に女性の場合、更衣室やシャワールームの清潔さに対して不満に感じてしまい、通うのを辞めるケースも少なくありません。
パーソナルジムを辞めた後はどう過ごす?

パーソナルジムを辞める理由は人によって違うからこそ、辞めたあとの過ごし方も変わってきます。
辞めたあとにパーソナルジムに通っていたからこそ得た知識や技術を活かせるようにするためにも、日々の生活のなかで運動を取り入れ続けていく必要があります。パーソナルジムを辞めたあとの過ごし方にはどのようなものがあるのか、説明していきたいと思います。
運動も食事管理も完全に辞める
パーソナルジムを退会するタイミングで、運動も食事管理も完全に辞めてしまうケースです。短期集中でパーソナルジムに通っていて、トレーニングや食事管理がきつかった人に多く見られます。頑張って目標を達成したことによって解放感を覚えて、運動も食事管理も何もしない選択をする人もいます。とはいえ、しばらく経ってから運動や食事の重要性を実感し再度入会する人も少なからずいます。体型は常に変化していますし、一度本気で自分の身体に向き合ってきたからこそ真剣に向き合えると思います。
自宅で運動を続ける
パーソナルジムを辞めたあとに、自宅で運動を続けている人もいます。ジムに通っていると運動知識や栄養知識が身に付き、生涯の知識として積みあがっていきます。あまりお金をかけたくないと考えている人や、通いたい気持ちはあるもののまとまった時間を取れない人に多く見られます。とはいえ、長年自宅での運動や食事管理を続けられる人はそこまで多くありません。なかには途中で諦めてしまい、そのまま運動しなくなってしまう人もいるため、いかにモチベーションを維持して続けられるかどうかです。
一般的なジムに通って運動を続ける
パーソナルジムを辞めたあとに、一般的なジムに通い運動を続ける人もいます。自宅近くにある一般的なジム(フィットネスジム・24時間トレーニングジム等)を探し、無理なく続けられる範囲で運動をしている人もいます。自宅でトレーニングをしたいと思ってもマシンを置くスペースがない人や、フィットネスジムにあるような本格的なマシンを使いたい人もいます。また、自宅で運動をしたいと思っても、人の目がないとモチベーションを維持できない人もいます。
別のパーソナルジムに通う
通っていたパーソナルジムを途中で辞めてしまった人は、別のパーソナルジムに通いなおす人もいます。別のパーソナルジムに入会して、同じ期間や頻度で通うケースもあります。例えば、前に入会したパーソナルジムが自宅や職場から遠くて通うのが面倒になってしまった人や、トレーナーとの相性が合わずに通えなくなってしまう人もいます。トレーニングを継続できるかどうかはトレーナーによって左右される部分もあるからこそ、自分にあったジムで続けることが大切です。
パーソナルジムの都度払いプランで通い続ける
パーソナルジムによって都度払いが選択できる場合もあります。本格的に通っていた頃よりも頻度こそ落ちるものの、体型維持に向けた定期的なメンテナンス・経過観察の場としてこれまで通っていたパーソナルジム、もしくは別のパーソナルジムの都度払いを使い続けているケースです。月1回~2回程度になるため、仕事やプライベートとのバランスもとりやすくなります。パーソナルジムで目標を達成できたものの、これまでの習慣を大きく変えるのが不安な人や、辞めたあとに自宅やトレーニングジムで運動を続けていたものの「自ら行動を起こす」のが苦手な人に多くなります。
パーソナルジムを辞めた後はリバウンドしやすい?

パーソナルジムの卒業を考えたとき、多くの人が不安に思うポイントが「パーソナルジムを辞めた後のリバウンド」です。結論から伝えると、パーソナルジムを退会してから、リバウンドした人の割合は全体の約5割だといわれています。「パーソナルジムに通っている人の半分がリバウンドしている」と聞くと、多いと感じる人もいるのではないでしょうか。
一般的なダイエット経験者は約7割がリバウンドしているというデータもあります。その点を考えると、パーソナルジムは比較的リバウンドしにくい方法と言っても過言ではありません。リバウンドしやすいわけではないからこそ、辞めたあとに自分の身体とどう向き合っていくかが重要になってきます。
そもそもリバウンドとは?なぜ起こるの?
そもそもリバウンドとは、ダイエットにとって1度小さくなった細胞が大きくなって元に戻ってしまうことをいいます。パーソナルジムで一時的にダイエットに成功しサイズダウンができたとしても、リバウンドで元の体重以上に増えてしまう人もいます。リバウンドの主な原因は脂肪細胞が大きくなってしまい、栄養を溜め込み肥大化してしまうためです。脂肪細胞が小さくなる割合が大きいほど、リバウンドもしやすくなってしまうケースも考えられます。リバウンドしてしまう原因についてそれぞれ見ていきましょう。
●極端な食事制限による基礎代謝の低下
ダイエットしたいからといって、極端な食事制限をしてしまうと基礎代謝が低下してしまいます。身体が省エネモードになってしまい代謝の低下が起き、リバウンドしやすい状態になってしまうのです。特にダイエット中に糖質制限で、炭水化物を極端に減らしたり食事の量を少なくしてしまうと、必要な栄養素が取れなくなってしまいます。筋肉量も低下し脂肪が蓄積しやすくなってしまうのです。
●筋肉量の低下による消費カロリーの減少
ダイエット中に食事を制限しすぎてしまい、せっかくトレーニングをしたとしても筋肉をつけるための栄養が足りず、筋肉量が増加できていないケースです。筋肉は基礎代謝に大きく関与する部分になるため筋肉が落ちると消費カロリーも減少してしまいます。食事による摂取カロリーが消費カロリーを上回ってしまうと、体内に脂肪として蓄積され体重増加の原因となります。
●運動量の減少による消費カロリーの減少
パーソナルジム通っているときは定期的に運動をしているため消費カロリーが増えているため太りにくいのですが、運動を辞めてしまうことでリバウンドのリスクを高めてしまいます。特に短期集中で行っていた負荷の高い運動を辞めてしまうと、その分消費カロリーも減少していきます。食事内容を変えないままだと、摂取カロリーが消費カロリーを上回って太りやすくなります。
●ホルモンの減少による食欲の増加
ダイエットによって体重が減ると、脳の視床下部が「エネルギー不足」と判断してしまいます。その結果、食欲を強める方向に働いてしまい、食べ過ぎてしまう人も少なくありません。このときに食欲を抑える役割をはたしている「ニューロテンシン」というホルモンが減少することがわかっています。
パーソナルジムはいつまで続けるべき?

パーソナルジムをいつまで続けるのかは、最低でも2か月以上は続けるのをおすすめします。そもそもトレーニング効果を実感できるためには個人差こそあるものの2か月~3か月かかると言われています。そのため、パーソナルジムを2か月未満で辞めてしまうのは、時期尚早ともいえます。とはいえ、どうしてもそのパーソナルジムが合わないと感じたときは勇気を出して辞めることも必要です。自分にあったパーソナルジムを探すことが、モチベーションを維持するためにも必要です。自分に合ったパーソナルジムが見つかったら「2か月で辞める」などの期間を決めるのではなく「5キロ痩せたら・ウエストが〇センチになったら辞める」などの具体的な目標を決めておくのをおすすめします。
パーソナルジムを辞めた後も体型を維持するための心得

パーソナルジムに通って目標を達成した後も、パーソナルジムを辞めた後の体型をしっかりと維持することが大切です。そのために、最低限おさえておきたい心得について説明します。
食事・栄養に関する知識を身につける
辞めたあとに体型を維持するためにも、食事や栄養に関しての知識を身につけ食生活に活かすようにしてください。例えば、タンパク質を積極的にとるのはもちろんですが、どのような食材にどんな栄養素があるのかを知り意識することでも変わってきます。1食にどの栄養をどのくらい摂取すればいいのかなども覚えておくのがおすすめです。パーソナルジムでは基本的に食事管理も行ってくれます。指導を受けるなかでトレーナーに対して積極的に質問して、知識を蓄積し続けることが大切です。
筋肉・筋トレに関する知識を身につける
栄養以外にも筋肉や筋トレに対して正しく理解することが必要になります。単純な筋トレに関する知識はもちろんですが、「どこが気になったらどこの筋肉をどのような筋肉で鍛えると良いか」まで考えられるといいでしょう。トレーニングでどの筋肉に効いているのかがわかるだけでも変わってきます。筋トレのフォームについても正しい形で行えるようにしてください。パーソナルジムのトレーニング中に、トレーナーに積極的に質問するのをおすすめします。
緩やかな体重の減少を目指す
急激な体重の減少になると、脂肪細胞が小さくなってしまいリバウンドの可能性を高めてしまいます。1か月あたり体重の3~5%以内の減量にとどめておく事が目安となります。「辞めた後の2か月で5キロ太ってしまった」と後悔する人もいるのですが、1か月で元に戻ろうとして無理なトレーニングをしてしまうと、リバウンドのリスクを高めます。2~3か月かけて緩やかな減量を目指すのがポイントになります。
まとめ
パーソナルジムを辞めたあとに、リバウンドしてしまう人は半分程度いることを念頭に置いて、無理な食事制限を行うのではなく継続することが大切であることを覚えておきましょう。また、パーソナルジムを辞めたあとに都度払いで通えるジムをお探しの方は、DEEDにご相談ください。
