パーソナルジムに通いたいと考えている人のなかには、服装について悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

専用のウェアを用意するべきか、シューズやアンダーウェア、ソックスの選び方に迷っている人もいるかもしれません。
パーソナルジム専用のウェアを選ぶときのポイントも含め紹介したいと思います。これからウェアを選ぶ人は参考にするようにしてください。

パーソナルトレーニング時に服装の決まりはある?

まず、結論から説明するとパーソナルジムにおいて服装のルールは存在していません。運動がしやすい服装であれば、基本的には問題ないとされています。人によっては、ジャージのほうが動きやすいと感じる人もいますし、タンクトップにハーフパンツのような服装のほうが動きやすい人もいます。トレーニングのモチベーションを高めるために、お気に入りのブランドやデザインでそろえる人も。

パーソナルジムにおける服装の決まりについて、より詳しく解説していきたいと思います。

手ぶらで気軽に通いたいなら「レンタルウェア」がおすすめ

パーソナルジムのなかには、気軽に通えるようにレンタルウェアを行っているところもあります。トレーニング前に受付を済ませて、終わったあとは返却するだけで荷物にもなりません。持ち帰って洗濯する必要もないので仕事帰りに立ち寄りたい人にとっても、好きなときに通えて負担も少なくなります。ジムによってもレンタルできる範囲は変わってきますので、事前に確認しておくのをおすすめします。

レンタルウェアとは

パーソナルジムでは、ウェアやタオルなどトレーニングに必要なアイテムをレンタルできます。自分用のウェアを購入しなくていいので、費用を抑えてジムに通えるようになります。ジムに通うのが初めての人にとってもどんなウェアを選べばいいのか、頭を悩ませる心配もありません。また、トレーニング初回はレンタルウェアを利用して、後からマイウェアに切り替える人もいます。

レンタルウェアでレンタルできるものの例

ウェアやタオル(フェイスタオル程度の大きさ)を中心に、シューズやソックスなどのトレーニングに必要なアイテムのレンタルを行っています。直接肌に触れるアンダーウェアのレンタルは、ジムによっても変わってきます。着やすく汗も吸収してくれるので、圧迫感もなく使いやすいアイテムです。レンタルウェアは有料(値段も異なる)・無料でレンタルできる範囲が変わってきます。

また、ジムでレンタルを行っていないものもあります。例えば、下着類(スポーツブラなど)になり、事前に準備する必要が出てきます。

レンタルウェアのメリット・デメリット

レンタルウェアのメリット・デメリットを紹介します。

【レンタルウェアのメリット】
  • コーディネートを考える必要がない
  • 手ぶらで通えるので気軽に利用しやすい
  • ジムに通い始める初期費用を抑えられる

レンタルウェアは、手ぶらで通えるのが大きなメリットです。急に予定が空いたのでジムに通いたいときにも便利ですし、コーディネートを考える負担もありません。できるだけ費用をかけたくないと考えている人にとってもメリットといえるでしょう。

【レンタルウェアのデメリット】
  • 大きさも大雑把なものしかない
  • デザインが決まってしまう(苦手なコーディネートになっても選べない)
  • 全員同じだとモチベーションが維持できない

レンタルウェアのデメリットとして、サイズやデザインが選べない点があると思います。なかには苦手なレンタルウェアになってしまうこともあります。パーソナルジムに通ううえで、服装選びも含めて選びたいのかどうかによっても変わってくると思います。

モチベーションを高めるには「マイウェア」がおすすめ

トレーニングのモチベーションを高めるためには、マイウェアを用意するのをおすすめします。レンタルは手ぶらで通える面でメリットがありますが、長期的に通う予定のある人には、マイウェアを用意してジムに通うメリットも大きくなります。マイウェアとはどんなものか説明したいと思います。

マイウェアとは

マイウェアは、トレーニングに必要なアイテムを自分で用意したものです。せっかくならコーディネートを楽しみたいと考えている人は、マイウェアを選ぶのをおすすめします。その日の気分に合わせて、ウェアを選びコーディネートを楽しむこともできます。そもそもパーソナルジムによってウェアのレンタルをしていないところもあるので、マイウェアを用意しなくてはいけないケースもあります。

マイウェアのメリット・デメリット

【マイウェアのメリット】
  • トレーニングのモチベーションアップに繋がる
  • インスタやTwitterにおしゃれな写真をあげられる
  • 長期的に通うケースでは費用を抑えられる

マイウェアにすることで、毎回のトレーニングが楽しみになります。その日の気分に合わせてコーディネートを楽しみつつ、通えるメリットも。また初期費用はかかりますが、有料のジムで毎回レンタルを利用するよりもマイウェアのほうが費用を抑えられる場合もあります。

【マイウェアのデメリット】
  • 初期費用がかかる
  • コーディネートを考えるのが負担になることも
  • 初心者には選ぶのが少しハードルが高い

マイウェアを選ぶ場合、コーディネートを考えることを楽しめるかどうかによっても変わってきます。また、運動しにくいウェアを選んでしまうなど、初心者にはハードルが高く感じることもあります。初期費用も含めマイウェアを購入するかどうか検討するようにしましょう。

パーソナルジムで揃えておきたい服装・ウェア一式

パーソナルジムに通ううえで、そろえておくべき服装・ウェア一式を紹介します。
何をそろえるべきか迷っている人向けに紹介していきたいと思います。

トップス

パーソナルジムのトップスは、主にタンクトップやTシャツがメインです。通年通してこの服装になるので、寒そうだなと思う人もいるかもしれません。ジム内は一定の温度で保たれていますし、運動をすると熱くなるので厚着をする必要はありません。トップスは無地でも柄物でもいいですし、色の指定もありません。フィット感のあるトップスが好きな人もいれば、大きめのサイズ感のトップスを選ぶ人もいます。

トップスもさまざまな種類があるので、好みのものを選ぶようにしてください。

アウター

パーソナルジムは、冬の寒い季節や、夏の冷房で肌寒さを感じることも少なくありません。特に汗をかくと寒さを感じることもあるので、体温調整のためにも軽くはおれるパーカーを持っていると安心です。トレーニング中は脱いでもいいですし、そのときに合わせて調整するようにしてください。ウェアと統一してもいいですし、スポーツ系のブランドのアウターを持っているとメンテナンスもしやすくおすすめです。

アンダーウェア

アンダーウェアは、下着もしくはインナーウェアのことをいいます。特に忘れずに用意しておきたいのがスポーツブラです。動きに特化して作られているものになり、揺れを抑えてくれるものもあります。スポーツブラを着用することで、動きやすくなりますしパフォーマンスの向上にも繋がります。また、スパッツを履く人は、シームレスショーツでラインのないものを選ぶようにしましょう。肌に触れるものだからこそ、素材にもこだわりつつ、選ぶようにしてください。

ボトムス

パーソナルジムのボトムスは、ショートパンツ、ハーフパンツ、スパッツなどをよく見かけます。体のラインがわかるようなピタッとしたデザインのものが多く、激しい運動でも邪魔になりません。スパッツだけだと気になる人は、上にショートパンツを合わせた着こなしも最適です。ダボダボのジャージなど動きにくいものは選ばずに、締め付け感のない適度なものを選ぶようにしましょう。

ソックス

パーソナルジムで使うソックスは、5本指ソックスを選ぶのがおすすめです。滑り止めもついているので動きやすく、指それぞれが動かせる仕様になっているので適切な力の入れ方ができる良さもあります。5本指ソックスもおしゃれなものが出ていますし、スポーツ専用の機能性に優れたものも。デザインに指定はないので、丈夫でしっかりとした素材のものを選ぶようにしてください。

シューズ

パーソナルジムのシューズにおいては、そこまで決められた条件はありません。基本的には、ランニングシューズやトレーニングシューズを履いている人が多い傾向があります。かかとがなく運動向きではないシューズだと、ケガのリスクを高めてしまうのでおすすめしません。動きやすくトレーニングに集中しやすい機能性を備えたシューズを選んでおくと安心です。おしゃれなデザインのシューズで、モチベーションを高められるようにしておきましょう。

パーソナルジム専用のウェアを選ぶときのポイント5つ

パーソナルジム専用のウェアを選ぶ時に、具体的に何に気を付けたらいいのか5つのポイントを紹介します。トレーニング効率を高めるためにも重要になりますので覚えておきましょう。

(1)体にフィットするサイズ感か

ウェアを選ぶ時は、できるだけ体にフィットするサイズ感のものを選んでください。体を動かすために大きいサイズのウェアを選んでしまう人もいるのですが、袖の部分がひっかかってしまい気になる、服がズレて体を動かしにくくなってしまうこともあります。窮屈すぎるウェアだと、体を動かすのに負荷がかかってしまうことも。女性の場合、ウェアから下着のラインが見えやすくなってしまうので気になる人も多いのではないでしょうか。できるだけジャストサイズやややゆったりめのサイズを選びましょう。

(2)伸縮性が高く動きやすいか

トレーニング中に動きやすさを意識したウェアを選ぶようにしてください。伸縮性に優れたウェアは、トレーニング中の激しい動きにも対応でき、スムーズな動きに繋がります。動きにくいウェアを選んでしまうとストレスになり、トレーニングに影響が出てしまうことも考えられます。伸縮性の良さは、実際に試着してみて立つ・座る動作をしたときに使いやすいかどうかを意識するようにしてください。

(3)吸湿性・速乾性があるか

動きやすさ以外にも、吸湿性・速乾性についても確認しておきたいところです。トレーニング中はたくさん汗をかくので、吸湿性・速乾性があると快適にトレーニングを進められます。部屋のなかは空調がきいていますが、意外と汗もかきます。速乾性がない素材だと、ずっと濡れたままになってしまいベタベタした状態になってしまうことも。吸湿性・速乾性は確認しておきましょう。

(4)モチベーションが上がるデザインか

トレーニングに通ううえで、モチベーションが上がるデザインのウェアを選ぶのもおすすめです。特に「なんだかやる気が出ない…」ときに、やる気を引き出せるウェアを用意しておくと、トレーニングに前向きに取り組めるようになります。例えば憧れの芸能人やインフルエンサーと同じブランドのウェアや、色、デザインで気持ちを高められるようにしておきましょう。

(5)露出を抑えられているか

トレーニング専用ウェアは、男女問わず露出を抑えられるものを選びましょう。なかでも女性の場合気を付けて欲しいのが淡い色のウェアを選ぶと、下着が透けてしまうこともあります。露出が気になってトレーニングに集中出来なくなってしまうこともあるので、必ず確認しておきましょう。特に下を向いたときに谷間が見えないように、一枚インナーをなかに着るなどの工夫もしてください。

【女性編】パーソナルトレーニング時の服装の注意点

女性向けにトレーニング時の服装の注意点をまとめて紹介します。

女性の体型ならではのポイントがありますので参考にしてください。

  • スポーツブラで通気性・快適性に優れものを装着する
  • レギンスで運動したいときは大きめのTシャツを合わせるとヒップラインがでにくい
  • 運動が苦手な女性は、底が固めのシューズを選ぶと安定感がある

女性だからこそ気になる部分だと思いますので、注意点として覚えておきましょう。

>>女性のパーソナルトレーニング時の服装の詳細はこちら

パーソナルジムに通う際にあると便利なアイテムは?

女性がパーソナルジムに通うときに使える便利なアイテムを紹介します。

  • タオル(フェイスタオル程度でOK)
  • スポーツドリンクなどの飲み物
  • スポーツブラなどのインナー
  • 記録するための筆記用具

などは忘れずに持っていくようにしましょう。

大きいバッグを用意しておくと収納しやすく片づけやすくなるので便利です。

まとめ

パーソナルジムの服装は、男女によっても選び方が変わってきます。トレーニングに集中しやすいウェアを選ぶことはもちろん、モチベーションを維持しつつ通えるような工夫をしておきましょう。合わせるコーディネートによっても変わってきますが、体のラインが気になる人はやや大きめのTシャツを合わせるなど、快適にトレーニングができるように工夫しておきましょう。